矢作川水系森林ボランティア宣言
歴史が証明している。
いつでも、どこでも、文明を支えてきたのは、森だった。  
おーい!
13万ヘクタールの矢作川の森は大丈夫か。
森の悲鳴が聴こえてこないか。
荒廃しているのは森だけではない。
森に支えられていた人の暮らし、文化、産業、人の心が荒廃しているのだ。
もう手をこまねいてはいられない。
千分の一でも、万分の一でもいいのだ。実際に森に入ろう。
安全第一、効率におわれぬよう、しっかり学び、ていねいに作業しよう。
私たち森林ボランティアは
身をもって知った山の大切さ、山の愉しさを多くの都会の仲間に語ろう。
素人山主さんたちよ。
あなたの山で、いっしょに山の手入れを学ぼう。できるところから作業していこう。
そして、
庭仕事のように、愉しんで山仕事を続けよう。
一年に1週間も山に入れば、ずいぶんきれいになる。
山仕事のプロたちよ。
この森を再生させるのは、あなた方の活躍にかかっている。
山造り先生、島崎洋路は言う。
「全国に20万人の真摯な「山守り」と、国家予算のごく一部が直接山造りに投入できれば、
やつれが目立つ日本の山々も、再生は可能だ。」
私たちは真摯なプロの「山守り」を応援する。
私たち森林ボランティアは、山と都会に幅広い森の応援団をつくり活動することを、
ここに宣言する。

2004年1月18日        
矢作川水系森林ボランティア協議会


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